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絵本作家クラブ事務局
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絵本作家クラブの会員や、関係者から寄せられた文をご紹介します。

 

第一回
小峰社長氏(小峰書店代表取締役社長)の講演を終えて

高橋宏幸

1月27日の中野サンプラザに於ける、小峰社長の講演は、会員の皆さんの希望や疑問に、充分にお応えくださいました。私の小峰書店在籍当時のエピソードにふれられた時は、顔から火が出る思いをしましたが、なつかしい思い出と共に、楽しく拝聴しました。
対談では、滅多に質問に出なかった問題点も、遠慮なく出たし、ズバリお答えくださっていました。多分、小峰社長のお人柄によるものだろうと思います。特に、皆さんの関心事をかいつまんで列挙すると…

■自費出版の通常出版との違いは?

一口にいって印税の有無だと思う。判型・部数・ページ数・色数・出版社の条件によって、それぞれ違うが、自費出版の場合、150万〜250万かかることは覚悟しなければなるまい。プロとは、通常出版だけで生活できる人をいう。プロといっても年2〜3冊出版するのが精一杯。1冊で文と絵を両方やって、初版20万〜50万だから、本だけで生活できるわけはなく、雑誌そのほかの雑収入か、重版を頼りにするほかない。

■自作を売り込む場合、編集者によく見てもらえるか?

絵と文、どちらを見るか?編集者は真剣だ。必ず見るだろう。だが、ダメという場合も、かき直しさせるときもある。展示会などを見に来られた編集者をつかまえ、意気投合することが、出版への近道かも知れない。絵とストーリィは、編集者の好みによって違う。理論ではない。

■自費出版の本も、応募入選したダミー本も、評価されるか?

当然、評価の対象になる。出版する、しないは別問題だが。
以上、復習をかねて簡単に述べました。

「絵本作家クラブ」への私の願いは、プロの集団になってほしいことです。でも皆プロになれるとはかぎりません。絵本づくりが好きで好きでたまらない、そういう人の集まりでよいのです。けれども基本だけは身につけてほしい。人に笑われないために……。
だから、売り込みをするよりも、まず自分の腕を磨き、自信をつけることを優先させた方が得です。ベストセラー・ロングセラーや受賞には「運」が伴うことを忘れないで。こつこつとやっていたら、必ず運がやってくる−そう信じて。20回〜30回と展示会をつづけている人がいるではありませんか。その人の幸、不幸。その人の人生は、その人がきずくものです。

 
 

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